DATE : 2022.04.01
きっかけは、さんぽ先での子どもの自然物への興味でした。
草花や木の実を集めるなかで、梅の実を拾った子どもがいたのです。
(念のため書くと、青梅は毒がありますので、
子どもが誤って食べないよう注意が必要です)
大きくていい匂いのする実に心ときめかせている子どもたちを見て、
保育士は梅シロップを作ってみることを思いつきました。
子どもと一緒にスーパーに梅の実を買いに行って、
氷砂糖といっしょにビンに仕込みます。
それからは毎日、シロップが溶けていく変化を楽しみながら混ぜます。
そして、いよいよ飲んでみる日!
……あれ?ちょっと酸っぱいかな?
ということで次の日は、
梅シロップを水割りだけでなく、牛乳割りにもして飲み比べてみると、
マイルドでとってもおいしい!
食材を調達する、調理の手順を考える、調理する、食べる、後片付けする……。
食事の過程では、さまざまな局面で頭を使って考えるし、ワクワクと心躍らせもします。
作る過程や食べる時においては、五感をフル活用します。
街にも出かけますし、どの過程にも他の人の関わりや会話が生まれます。
食に関する営みには、保育で大切にしたいことがいっぱい詰まっています。
駒沢ほしにねがいを保育園
園長 藤川 和