子どもと共に「今」を生き、「未来」を拓く
近年、私たちを取り巻く生活環境は、さまざまな面で変化しています。なかでも、子どもの生活環境では、子どもにふさわしい生活時間や生活のリズムの乱れ、一方で、保護者の子育て環境では、子育てに不安や悩みを抱える保護者が増加し、養育力の低下や児童虐待の増加などが指摘されています。
このため、地域の担い手でもある保育所への期待が高まってきたと同時に、保育所における質の高い保育が求められ、その役割や機能を再確認し、保育の内容の改善充実を図ることが重要であるという観点から、保育所保育指針の内容や構成が見直され、更なる保育の質の向上を目指すこととされました。
乳幼児期は、子どもが生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要な時期でもあります。同時にそれは、社会の発展にとっても非常に重要な意義を持つものです。
「人生のひとつの段階としての子ども時代は、それ自体が極めて高い価値を持つ時代であり、子どもにとっての自由な時間、独自の文化そして遊びは決定的に重要なものである。子ども達は、自分なりの考えや自分自身の関心に基づいて生活できる。そういう意味でありのままの子どもでいられるよう求めていることを、常に念頭において、保育施設の管理運営を行なう必要がある。」(OECD報告書より)
私たちは、この考え方に共感し、保育を行なう上において常にここに立ち返るべき保育の原点とするものです。
「共生と共学」
〜社会で個を育み、個が社会と繋がっていく〜
人としての大切な心情を育む
人間関係向上のための5つの関係性を育む
自分で選択し、自分で行動できる子ども
人の話を聞き、自分の考えを素直に表現できる子ども
人の気持ちをわかろうとし、人に喜ばれることを自分の喜びとすることができる子ども
子どもの権利条約、保育所保育指針、
幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づいて
これらの方法に基づき行う保育を「見守る保育」といいます。
「見守る保育」とは、卒園までに見守っても
大丈夫な子どもたちを育てる保育のことを言います。
好きな遊び、好きな人、好きな場所で遊べること
こうしたい、あれもしたい、こんな素敵な環境が
子どもたちの未来をつくる
一人ひとりの子どもの生活リズムを尊重するため、
遊ぶ場所・食べる場所・休息する場所を整えます
やりたいことができる・関わり合える時間と仲間が、
一人ひとりの子どもを育てる
好きな遊びを自ら選ぶこと・・・
子どもの自発性を促し、集中力と持続性を維持する。
教育の土台は、遊びにある
「ねらいに応じた選択性の保育」
子どもはいろんなことに
興味と関心を抱きます。
何が好きなのか? どんなことに関心があるのか?
子どもの思いを受け止めて、学びへのステップを整えます
環境の中で子どもがやろうとしていることを
理解しなければ適切な支援、援助、指導にはならない
大切なのは子どもの姿から学ぶこと
子どもの気持ちを受け止めること
そして、そこから見えてくるものがふさわしい環境です
決められたことだけをするのが正解じゃない
言われたことだけするのがいいことじゃない
子ども自身が選ぶこと・決めることが
一番、満足に繋がるんです
一人じゃないよ、いつもみんながいるから
子どもと親、子どもと保育者、子どもと子ども、
保育者と親、子どもと地域、
私たちは、豊かな社会的関係を通じて
子どもの育ちを支えていきます
「三省」
私たちは、子どもの自ら育とうとする力を信じます
私たちは、子どものすべての行動に意味があると信じます
私たちは、子どもの気持ちを受容し、尊重し、
しっかりと向き合います私たちは、子どもの声に耳を傾け、
内面的な思いにも寄り添います
私たちは、子どもの意欲・好奇心・探求心を支えます
私たちは、子どもの育ちの邪魔をしません