保育士の専門性とは・・・
一般的に言われているのは、「子どもの心身の発達や個性を深く理解し、遊びや生活を通して主体的な学びと育ちを支える実践力です。単なるお世話係ではなく、
科学的な知識と倫理観に基づき、子どもと保護者を継続的に援助する高度な専門職」と定義されています。
箇条書きにすると、
1,専門知識と発達理解
2,保育計画と環境構成
3,保護者支援と地域連携
4,倫理観と省察
としてまとめられています。
これだけを見ても、保育士という高度な専門職であることが伺えますよね。
今回は1、「専門知識と発達理解」について考えてみます。 現場では5つの領域として健康、人間関係、環境、言葉、表現と軸に遊びを構成し、また日々の生活と遊びの中で、
A君はどの領域が伸びている! B君はこれが強みである! C君はこれを今後伸ばしていきたい⇒ではどのような生活の場、遊びの環境が必要であるかを計画として立案していきます。
その中で再度、A君、B君、C君についての発達の推移や変化を検証し、それをまた繰り返していく過程・・・ それが「保育」という捉え方です。(※育ちを保つ、伸びようとしている部分を尊重する)
子ども集団の中には、さらに家庭環境、家族構成、それまでの育ち、もっと言えば一人ひとりの個性・特性という側面も考慮していく必要があるのです。
さて、このような取組の過程において、誰でもできる! 遊んでいるだけ!と言えるでしょうか?
そして現場として、また保育士の働く場を守る立場として、よく相談を受けることがあります。
それは「悩んでいる」という心情です。 様々な捉え方がありますが、私はこれまでずっと言い続けていることですが、
「悩むということは、保育士として最大の専門性である」ということです。
相手のことを考える、思い描く、子どもの言葉にならない心情に寄り添う、自分が取り組んでいることが子どもにとってどのような影響を与えているのか? つまり子どもを主体として
捉えたときに生じる心情が、「悩む」ということだと思っています。
悩むからこそ、考える!
悩むからこそ、学ぶ!
悩むからこそ、寄り添う!
悩むからこそ、見守る!
悩むからこそ、保育士なのかもしれません。
でも、この悩むという状態が、離職や退職に繋がっている事実もあります。
悩みの無い状態がいいのか、悩みがあるのであれば、それをどのような形で安心、満足、やりがいに変えていくのか?
現在、奮闘中でもあります・・・ 保育現場のみんなで考えていく課題でもあるのではないでしょうか? 理事長
