4月に入り、新入園児、進級児も新たな生活のスタートです。環境が変わる中で、誰しもが期待だけでなく、不安を持ち合わせています。
新入園児は、分離不安という離れることへの不安がよく見られます。進級児も環境や家庭との生活リズムのちょっとした変化で「朝の状態」に大きな影響を受けてしまいます。
新入園児として保育を受ける側(子ども)に対して配慮すべき点は、
①この場所(部屋)が安心できるものという実感を高めること
②不安やわからない時に、ちゃんと寄り添うために保育者一人ひとりが意識を高めること
③同じように保護者の不安を送り迎えの際のわずかな時間でもコミュニケーションを取り、不安を取り除くこと。園での生活や子どもの様子を伝えること などがあります。
進級児は・・・どうにか乗り越えていきます。自分の気持ちに折り合いをつけ、保育者だけでなくお友達が支えてくれます。
今朝もちょっと足が止まった子がいました。少し話していると、別の子が迎えに来てくれて、話し始め、靴を靴箱までもっていってくれて、上手に気持ちを切り替えてくれていました。
もう友達というより、保育者ですね・・・
このように、子どもたちは新たな環境に順応(適応)しようとしたとき、必ず頑張れること、頑張れないことが生じます。そんなときに、先生が!友達が!みんなが!お父さんやお母さんが! どう理解し、支えてくれたかという経験が、子どもの生きる力(共存)に繋がります。
サポートした子もサポートしてもらった子も、ぜったいに誰かをサポートしたり、サポートされたりするものです。 それが社会というものです。 そんな学びがどんどん生まれますように・・・
子どもたちは、私たちが思うよりもっとできるし、やろうと頑張つています。 法人本部 松尾