9月になり、4月から新入社員になった方は、どれくらい仕事に慣れたでしょうか?
よく表現として「一人前」という言葉が使われますが、これについて考えてみます。
「一人前」とは、
「ひとりぶんの量」「大人と同じ能力がある」
「所属している場所で同じ仲間として認められる」
という意味で用いられます。
となると、子どもに関しては「ひとりぶんの量」「所属している」という2つが当てはまりますね。そういう意味では一人前です・・
でも「大人と同じの能力」とは、どのような意味なのでしょうか?
車が運転できる?
どこへでも一人でいける?
計算ができる?
ではもし子どもがどこかへ行きたいと考えた時、親に頼んで運転してもらい出かけたら!
計算はわからないけど、できる人に聞いて答えを知る、伝えることができたら!
それは一人前とは言わないのでしょうか?
人に頼り、人と協力することが本来の社会的な自立です。
そう考えると、子どもたちは立派な一人前の存在だと感じずにはいられません。
もっとモット、子どもを一人前の存在として受け入れていくことが必要だと考えます。
また社会人、学生のみなさん、焦って一人前になる必要もありませんよ。
自分だけで乗り越えようとせず、人と協力して、助けたり、助けられたりしながら、半人前でも大丈夫です。(私もそうですから・・)
半人前でも、一人分の量を食べるし、できることに全力を尽くしているし、大切な仲間もいます。
自分を受け入れ、相手と繋がることが本当の一人前! 子どもたちが教えてくれています! 理事長