少しずつ気温も上がり、活動が活発になってきました。 その理由はいろいろあるでしょうが、身近にある植物が生き生きとしてきた!とか大好きな虫の活動が活発になってきた!なども! 屋外でのマスクの着用に対する変更もあるかもしれません。
子どもの様子を見ていると、いろんな行動にもちゃんと「理由」があるんですよ。
例えば赤ちゃんが泣く理由は
①おなかがすいたから
②さみしいから
③関わってほしいから
④おむつが蒸れて気持ちが悪いから 等
子どもが不機嫌な理由は
①自分の気持ちを聞いてくれないから
②叱られたから
③自分のやりたいことがやれなかったから 等
どんな行動にも理由や原因があります。
それでは本題に移りまして、保育施設で過ごす理由はなんでしょうか? もちろん親の就労や様々な理由がある中で、保育を提供する側が一番、感じていることは・・・
自分と違う「他者」がいることです。 育ちとは一人では十分に育まれません。他者がいるからこそ、
①気づく
②感じる
③思いやる
④伝え合う
⑤刺激し合う
などの相互関係が生まれます。
今日もこんな姿がありました。
園庭で遊んでいる幼児クラスを見て、2歳児の子どもたちが「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と呼んで、遊んでいる姿を見ていました。
僕もお兄ちゃんのように遊びたい、挑戦してみたいという刺激ですね。
また塗り絵をしている子どもたちは、なぜか?対面です。
その様子を見ていると、自分の塗り絵を必死に塗っているかと思うと、手を止め、相手の塗り絵をしばらく見て、何かを感じたのか
さっと色を変えたり、塗り方を変えたりしていました。ここにも
何かの刺激がうまれたのでしょうね。
そのように保育施設では
ひとり一人の育ち、発達を引き出すため、発達に応じた遊具や落ち着く空間、そして「発達が同じ、又は異なるお友達」の存在を無二の価値あることとして捉えています。
こどもは、もっとコドモの中で育ち合い、大人(保育者)はもっと子ども同士の関わりの偉大さを伝えていく必要があるのでは・・と思います。 長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。 法人本部 松尾