DATE : 2024.12.12
子どもの遊びの中で、以前からよく言われるのは「時間、空間、仲間」の重要性です。
昔の日本では当たり前にあったものが、社会の変化に伴い失われているという事実もあるようです。
今回は以前も取り上げました「きせつコーナー」に目を向けてみます。
ここにはカブトムシ、セミ、クワガタ、ダンゴムシ、アリ、カナブン、金魚などの生き物が過ごしています。
手の届くところには図鑑があり、いつでも「あれ?何っていう名前かな?」そんな疑問にいつでも答えてくれます。
そして自分のタイミングで様子を見たり、触れたり、お世話したりできる時間。 また虫好きが自然と集まるので、気持ちが合う仲間が集います。
ここに素敵な子どもの集団が生まれるというわけです。(いるだけの集団ではなく、高め合い・刺激し合う関係性を持つ集団)
現代で減少しているといわれている時間、空間、仲間を意図的に作り出す環境こそ、子どもの主体性を育み、子ども同士の協働性を引き出します。 それこそ「教育である」と強く、感じています。
好きなことをしている子の目、好きなことを一緒に楽しんでいる子どもたちの表情、これらを保障することこそ、また教育であり、保育であるのではないでしょうか?