子どもたちは、園で生活する中で・・・
またいろんな遊びの中で様々な壁に直面します。
やりたいけど、できない・・・
どうしていいかわからない・・・
誰に聞いていいのか迷う・・・
一体どうしたら?
それらは一般的に言われている問題解決能力です
直面した問題をどう解決するのか?
今日、保育室で一人の子が製作遊びをしていました
折り紙の折り方に戸惑った子が「私」を見つけて「折り方がわからない」と聞いてきました
私はどう答えたかというと、こうです!
「折り方がわからないの? そうだね。先生もわからないからどうしよう・・・ そうだ! 折り方の本があるはずだよ」と答えました。
「なるほど!」と感じたのでしょうね。 折り紙がある場所に行き、見事に折り方を見つけていました。
そこでまたうれしい出来事がおきたのです。
一緒の机で遊んでいた子もその様子を見て、折り方の本を開いた瞬間に駆け寄り、一緒に考えているではありませんか!!
私たち保育者は、子どもの問いにストレートに答えることもできます。折り方を答えるだけで終わってしまいますが、いろんな答えを提案することで、新たな子ども同士の関わりに繋がることも答え方の1つです
つまり幼児期の問題解決能力は、人(保育者)に聞く力、訪ねる力を引き出すこと。
人(保育者)はその解決方法を一緒に考え、時に提案すること。
そして一番大事なのは、子ども同士の考える時間を!教え合う時間を! 悩む時間をちゃんと保証することなんじゃないでしょうか?
子ども同士のこのような姿は、子ども集団がなければ起きることはありません。
子ども集団がある園だからこそ、この環境を最大限に! 活かしていくことが乳児保育、幼児保育の本質だと再認識しました。
私たちが思う以上に、子どもたちは自分たちで解決する力を持っています。
小さいからできない、〇〇歳だから・・・ではなく、子どもたちは私たち以上に、考え、挑戦し、改善しながら成長している存在であり、かけがえのないミライの希望なんだと信じて疑いません!!
そして私たち保育者は、このような役割に自信とプライドをもって日々を共に過ごしています。
今一度、保育の温かい部分にも注目してもらうことを切に願います。
理事長