DATE : 2024.10.01
私たちは、生きていく上で必ず「選択」という場面を持ちます。簡単な例でいうと、「今日は何を食べようかな?」
それは日によっても、季節によっても、また機嫌によっても変わるものです。
たくさん活動をした日であれば、唐揚げ定食!(カロリー的に消費したのでという考えで!)
暑い日は、さっぱりしたそうめん!
ストレスがたまった日は、激辛ラーメンなどです。(個人の見解)
つまり様々な場面で選択を行うことは、生きることの自分らしさや生き甲斐や充実感に結びついているです。
今日の朝のおやつを覗くと、それぞれの充実感に出会いました。
おやつはバナナです。1本を選んでいる子もいれば、2本を選んでいる子も・・・単純にどちらが得なのでしょうか?
本数だけであれば、2本が得して、1本は損している感覚ですが・・・ 実はほぼ同じ長さのバナナをそのまま切らずに1本と2つに切り分けているものです。
配慮としては、バナナが苦手な子は半分サイズでもいいという「多い」「少ない」という選択ですが・・・
今日は異なりました! 早めに座っている子はどちらも満足感でバナナを見つめていました。
ひとりの子は、「私は2つあるもん」
ひとりの子は、「僕は大きいんだもん」
量は同じです。でもどちらに価値があるものであるかは、子どもたち自身がえらんだからこそ、生まれる満足感です。
数という認識力と大きさという認識力を、このような機会を意図的に作ることで私たちは、気付かせてもらいます。
「この子は、こんな見方や捉え方をするんだと・・・」
様々な保育の取り組みにはちゃんと子どもを理解するための意図があるということをお伝えしておきます。
理事長