1.基本方針
昨今の児童虐待や保育者の不適切保育の事案を受け、あらためて「子どもの権利条約」「こども基本法」「こども大綱」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園 教育・保育要領」等を遵守し、豊かで最適な保育の実現に努める。また、法人本部と支部(長崎、福岡、関東)との財務的・危機管理的連携体制を強固なものとし、経営組織のガバナンスも総合的に強化する。
事業運営の透明性の向上、財務規律及び規程の整備とその周知徹底に努め、健全な経営並びに運営を実施する。また、中長期的事業計画に位置付けている各支部を中心とする人材育成に注力する。職員はキャリアアップ研修のほか各種研修を受講し、各分野の学びを深め専門性をさらに高めていく。これまで実施してきたH&G研修体系を確立する。
防災・減災への取り組みをより推進させるため、火事や地震、水害や土砂災害などを具体的に想定した避難訓練を継続して実施する。緊急メール連絡網等の実地訓練、備蓄食の試食体験など、全ての訓練等は有事の際に適切に活かされるように努める。(事業継続計画BCP・安全計画作成)
運営する事業所が中心となり、コロナ禍により減少してきた子育て支援の活動を地域ぐるみで創り上げ、内容や質の充実を図る。
2.重点目標
- これからの目標を定めた
※SEIDOKAI ROAD(冒頭表記)の考えを共有し、地域の実情に応じた社会的ニーズに適切に対応していく。
- 子どもの権利に応じた選択的保育の強化及び発達に応じた質の向上に努める。
- 豊かな創造性のある子ども、内的に安定した幸せな心情、意欲、態度を育むために、単なる与えられる集団的一律保育ではなく、「子ども達が、自由にのびのびと行動できる場において、自ら選び、経験・学習し、体得してゆける保育」でなければならない、との考えに基づき、引き続き見守る保育(FUJIMORI METHOD)を取り入れる。
- 地域子育て支援の核となる活動を展開する。
3.教育・保育理念、方針、目標
-
- 【理念】 共生と共学
- 〜社会で個を育み、個が社会と繋がっていく〜
-
- 【方針】 子ども主体の保育の創造
-
-
- ・体育
- 〜体を十分に動かし、健やかな心身の発達を促す〜
-
- ・徳育
- 〜人としての大切な心情を育む〜
-
- ・共育
- 〜人間関係向上のための5つの関係性を育む〜
〇子どもと親〇子どもと保育者〇子どもと子ども〇保育者と親〇子どもと地域
-
- 【目標】
-
-
- ・自立と自律
- 〜自分で選択し、自分で行動できる子ども〜
-
- ・コミュニケーション能力の向上
- 〜人の話を聞き、自分の考えを素直に表現できる子ども〜
-
- ・多様性の尊重
- 〜人の気持ちをわかろうとし、人に喜ばれることを自分の喜びとすることができる子ども〜
-
- 【方法】
-
- たてわりではない異年齢児保育
- 子ども主体の保育
- ねらいに応じた選択性の保育
- かかわりを大切にした保育
- 職員によるチーム保育
これらの方法に基づき行う保育を「見守る保育」といいます。「見守る保育」とは、卒園までに見守っても大丈夫な子どもたちを育てる保育のことを言います。
-
- 【保育者としての信念】 三省
-
- 子どもの存在を丸ごと信じただろうか
私たちは、子どもの自ら育とうとする力を信じます
私たちは、子どものすべての行動に意味があると信じます
- 子ども主体の保育
私たちは、子どもの気持ちを受容し、尊重し、しっかりと向き合います
私たちは、子どもの声に耳を傾け、内面的な思いにも寄り添います
- ねらいに応じた選択性の保育
私たちは、子どもの意欲・好奇心・探求心を支えます
私たちは、子どもの育ちの邪魔をしません