DATE : 2024.03.05
私たちの日常に深く入り込んでいるものの1つが、音楽だと思います。音楽を聴く、カラオケにいくなど、様々な音環境と共に生活しているという感覚です。
今日は、その音楽を教育的な側面から考えてみます。
小学校学習指導要領の音楽では学年ごとに分けられています。その中で1学年及び2学年では、こうまとめられています。
1 目 標
⑴ 曲想と音楽の構造などとの関わりについて気付くとともに,音楽表現を楽しむために必要な歌唱,器楽,音楽づくりの技能を身に付けるようにする。
⑵ 音楽表現を考えて表現に対する思いをもつことや,曲や演奏の楽しさを見いだしながら音楽を味わって聴くことができるようにする。
⑶ 楽しく音楽に関わり,協働して音楽活動をする楽しさを感じながら,身の回りの様々な音楽に親しむとともに,音楽経験を生かして生活を明るく潤いのあるものにしようとする態度を養う
ここで注目したいのは、(2)の「音楽を味わって聴く」という表現です。 どのように味わうのでしょうか? 推測ですが・・・
音楽とその時に経験したことが、リンクすると、ある音楽を聴いたときに、その情景やその時の思い出、心情を思い出すことがあります。
例えば高校生の時に流行って聴いた音楽を、懐メロで聴くと、ほろ苦い青春時代を思い出すという記憶振り返りスイッチのようなものです。
こんな時、味わっているんだろうな?という感覚です。
となると、幼児教育の中で単純に季節の歌を歌るのではなく、
景色や経験、体験を含め、歌の選曲をして、歌詞と経験がリンクするような取り組みが、もしかすると、「味わう」に近づく取り組みかもしれません。 小学校を見据えた幼児教育をもっと追求していくべきですね。
本日は音楽を教育的な側面から考えてみました。 理事長