DATE : 2024.03.05
コロナを始めとして、私たちは予測できない時代の中にいます。どうしたら? どうすべき?
通常であれば、人類は過去の出来事や過去の偉人から様々なことを学ぶ手段をえることができていました。
でも過去に経験したことのない・・・
50年に一度の災害など・・・
過去から予測できないことに対応する力をつける必要があります。
それが考えて決める力、「考決力(こうけつりょく)」(こんな言葉はありませんが、必要な力です。
考えて決める機会をより多く持つことこそ、その力を育む方法です。
保育の中でもそれを意図していく必要があると考えています。例えば写真にあるように、「半分」か「まるまる1つ」かです。
保育者はこう問いかけます
「1つがいい?」
「2つがいい?」
子どもはこう答えます
「こっち!」とか「1つ」とか「2つ」とか
それに保育者は再度、答えます
「はい、どうぞ」
このやり取りが考える力、決める力に結びつきます
そして待っている子も、「あの子は1つか・・・」
「僕はどうしようかな?」と相手も思い・考えを踏まえて
自分の考えを整理する考察力にもつながっているのでは・・・と私は推測しています。(表情を見ていると、そう感じます)
考える力、決める力、
保育者は「こうありなさい」「こうしなさい」ではなく、
「どう考えているか」「どう決めるか」をワクワクしながら
問いかけ続けていきます。 理事長